蒼 穹
14. 音は次第に大きく、規則正しくなっていく
いきなり、黒かったパネルに極彩の光がまたたいた。縦に、横に、次々と光が灯っていく。それはどこまでも続いていき、やがて、周囲がぱあぁぁっと明るくなった。暗闇に慣れていた彼らはあまりのまぶしさに思わず目を閉じ、光を遮ろうと手をかざした。
ウゥゥ…………ンン……
ウゥゥ…………ンン……
音は次第に大きく、規則正しくなっていくようだ。それにつれて構造物の振動がますます強く、しかし安定してくる。
「なんて広いんだ!」まぶしさに慣れてきたケンが周囲を見回し、驚きの声をあげた。
天井は高く、メカ怪獣が優に二つ三つ収まりそうなスペースが広がり、床のいたるところから工作機械が姿を見せている。
「やはりギャラクターの基地だったんだ! ここでメカを作り、実験し、整備してたんだろう!」
「うひゃあ!!」と奇声が響いた。「甚平の整備工場よりでかいぞぉ!」
「ふんっ! たいして変わんないよっっ!!」
「甚平! 竜!!」
「なんだよ、投光器持ってきてやったのに、いらないじゃんか! それにしても――」
甚平も竜も、基地の広大さに目を瞠るばかりだ。そしてどこにも、影がないのだった。